子どもの権利擁護って何?

6月6日オンラインで学習会を開催しました。保坂展人区長をゲストにお招きし、地域で子育て活動をしている岡田佳子さん(家庭訪問型子育て支援 ホームスタート)ホッブス美香さん(里親、ファミリーホーム)のお二人も参加していただき、子どもの権利を尊重するためにどのような支援が必要なのか、皆さんで話し合ってみました。

岡田佳子さんからは、ホームスタート事業についてお話がありましたが、子育てをしているお母さんに寄り添って支援をしており、行政からの支援に頼るのではなく、寄付金を集めたりして活動を続けています。

ホッブスさんは、ご自分のお子さんを育てながら里親をなさっています。「東京都は、里親を増やす目標値は持っていてもどのような支援をしていくのか。具体策は見えてこない」と話していました。

保坂区長からは、区立の児童相談所の取り組みや子どもの権利擁護事業「せたほっと」についてお話しがありました。世田谷区は、先駆的に子ども政策に取り組んでおり、特に子どもの権利擁護事業は、第3者機関が、いじめや虐待、先生の体罰などあった場合学校などに踏み込んで調査できる権限を持っており、子どもからのSOSを受け止める仕組みにもなっています。

東京都に、こども基本条例が制定されました。ぜひ、世田谷区のような第3者機関(オンブズマン制度)が制定し、子どもの権利擁護ができるしくみをつくりたいと思います。

また、地域で子育て支援をしている皆さんとも連携をし、子どもへの支援や子育てをしている人への支援を進めます。