ヤングケアラーの問題
ヤングケアラーという言葉を最近よく聞くようになりました。ヤングケアラーというのは、ケアを必要とする家族への介護、介助のほか、家事や幼い兄弟の世話などを担う子ども達のことです。
自分の事に時間を使えず遅刻や不登校、学力不振など様々な問題を抱えて進学や就職を断念せざるを得なくなるこもあります。先日国はヤングケアラーの初調査を行いました。それによると中学生の17人に1人、高校生は24人に一人に世話している家族がいました。しかし、友人や先生に相談することが出来ずに悩んでいる子ども達も多いのが現状です。
ケアをしている子どもの実態調査を自治体ごとに行い、支援策に取り組んでいく必要があると思います。これまで介護をしている家族への支援は、ほとんど行われてきていないのではないでしょうか。
ケアマネジャーに相談しても介護の内容についてはわかっていても、家族が介護しやすい環境整備については難しいようです。
いつでも相談できる窓口や介護する人の生活を支援するために東京都に「ケアラー支援条例」をつくることを目指します。