フラワーデモ「女性への暴力をなくす」

花を手に街頭に立つ「フラワーデモ」は、2019年4月11日に東京で始まり、毎月11日の開催ごとに全国に広がってきました。

きっかけは、2019年の3月に性犯罪の無罪判決が4件続いたことです。作家の北原みのりさん、エトセトラブックス社長の松尾亜紀子さんなどが呼びかけ4月11日午後7時東京駅行幸通りで始まりました。被害に寄り添う#with youの声を上げるために、その象徴として花を持ち寄り集まるのがフラワーデモです。

この趣旨に賛同して、東京生活者ネットワークも東京の立川、世田谷、杉並などで自治体議員とともにアピール活動を行なっています。先日は、経堂駅、用賀駅、三軒茶駅で行いました。

経堂駅でフラワーデモ

2019年の無罪判決が浮き彫りにするのは、あらゆる性暴力のうち加害者が処罰の対象となるのはほんの一部です。加害者が不起訴処分となり刑事裁判にかけられなかったり、警察で被害届けが受理されなかったりするケースも多く起きています。

法務省では2020年6月から刑法について議論する検討会が開かれています。東京生活者ネットワークは、刑法改正に向けた要望書を国に提出しました。女性への暴力をなくし、女性の人権が守られる社会の実現を目指して活動を進めて行きます。